鍼灸は基本的に全額自費の施術ですが、一定の条件を満たせば健康保険の「療養費」として費用の一部が支給される制度があります。対象となるのは神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症という慢性的な痛みを主症状とする6つの疾患で、いずれも医師による同意書の交付が必要です。ただし保険適用には「同じ疾患で医療機関の保険診療と同時に受けられない」などの制約もあります。この記事では厚生労働省・全国健康保険協会(協会けんぽ)の公表情報をもとに、対象疾患・同意書の取得方法・保険適用のデメリットを解説します。制度の詳細は保険者によって運用が異なる場合があるため、実際の手続きにあたっては必ず加入する保険者へご確認ください。
制度の話ってちょっと難しく感じるよね。かんたんに言うと、「保険証を出せば安くなる」わけじゃないんだ。条件を満たしたときだけ使える仕組みだよ。一緒に整理していこうね🐸
この記事の内容
鍼灸の保険適用は「療養費」という仕組み
鍼灸院での施術は、病院での保険診療のように窓口で自動的に保険が適用されるわけではありません。厚生労働省の資料によると、はり・きゅうの施術費用は健康保険の「療養費」という制度の対象になっており、慢性的な疼痛を主症状とする疾病であって、医師による適当な治療手段がないものに限り、保険者が療養費として認める仕組みになっています。
つまり「鍼灸院に保険証を持っていけば安くなる」という単純な話ではなく、対象疾患であること・医師の同意書があることなど、いくつかの条件を満たして初めて保険適用の対象になる制度だと理解しておく必要があります。
保険適用の対象となる6つの疾患
全国健康保険協会(協会けんぽ)や厚生労働省の資料によれば、はり・きゅうの療養費における対象疾病は次の6つとされています。
| No. | 対象疾患 | 一般的なイメージ |
|---|---|---|
| 1 | 神経痛 | 神経の走行に沿った慢性的な痛み |
| 2 | リウマチ | 関節の慢性的な痛みや腫れ |
| 3 | 頸腕症候群 | 首から肩・腕にかけての慢性的な痛みやしびれ |
| 4 | 五十肩 | 肩関節周囲の慢性的な痛み・可動域の制限 |
| 5 | 腰痛症 | 慢性的な腰の痛み |
| 6 | 頸椎捻挫後遺症 | むちうちなどの後に残る慢性的な症状 |
これらはいずれも「慢性的な痛みを主症状とする疾病」であり、かつ医師による適当な治療手段がないと判断された場合に対象となる、という点が制度上の前提です。急性のケガや、対象疾患に該当しない症状については、保険適用外(自費)となるのが基本です。自分の症状が対象になるかどうかは自己判断が難しいため、まずはかかりつけ医や保険者に相談することをおすすめします。
同意書をもらうのに病院へ行く手間があるんだ。ちょっと面倒に感じるかもしれないけど、順番通りに進めれば難しくないよ
同意書の取り方|手続きの流れ
鍼灸で療養費を受けるには、医師による「同意書」の交付が必須です。厚生労働省が公表している手続きの流れを整理すると、おおむね以下のようになります。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 医師の診察を受ける | 対象疾患の診断を受け、はり・きゅうの施術について同意してもらえるか相談する |
| 2. 同意書を発行してもらう | 医師が同意書(所定の様式)を作成・交付する |
| 3. 鍼灸院に同意書を提出する | 施術を受ける鍼灸院に同意書を提出し、保険を使った施術を開始する |
| 4. 一定期間ごとに再同意が必要 | 引き続き施術を受ける場合、期間ごとに医師の再同意(同意書の再交付)が必要 |
| 5. 施術者による申請 | 療養費の請求手続きは、多くの場合施術者側(鍼灸院)が保険者に対して行う(受領委任の場合) |
厚生労働省の資料では、はり・きゅうの施術を継続して受ける場合、一定期間ごとに医師の再同意が必要とされています。同意書の有効期間や更新のタイミングは保険者・制度改定により変わる可能性があるため、最新の運用については必ず加入する保険者、またはかかりつけ医にご確認ください。
なお、同意書を作成する医師は、必ずしも整形外科医に限られるものではありませんが、対象疾患の診断ができる医師の診察を受ける必要があります。どの診療科で相談すればよいか迷う場合は、まず保険者や医療機関の窓口に問い合わせるとスムーズです。
ここ、見落とされがちだから気をつけてね。同じ症状で病院とダブルで保険を使うことはできないんだ。迷ったら保険者さんに直接確認するのが確実だよ
保険適用のデメリット・注意点
保険を使って鍼灸を受けることにはメリットもありますが、知っておくべき制約もあります。
同じ疾患で医療機関の保険診療と同時に使えない
厚生労働省の資料では、支給対象の疾病であっても、同時に同じ疾病について医療機関で保険診療(投薬・注射・湿布の処方など)を受けている場合は、療養費の支給対象外となる旨が示されています。つまり「整形外科にも通いながら、同じ症状で保険を使って鍼灸にも通う」という併用は基本的にできません。この点は見落とされがちなので注意が必要です。
同意書の手続きに手間と時間がかかる
医師の診察・同意書の交付というステップを踏む必要があるため、保険を使わず自費で通う場合と比べて、施術を開始するまでに時間がかかります。急な痛みにすぐ対応したい場合は、自費施術のほうがスムーズなケースもあります。
施術できる範囲が限定される
保険適用となるのは、同意書に記載された疾患・部位に対する施術に限られます。美容鍼や、対象疾患に該当しない全身のコンディション調整などは保険の対象外で自費施術となります。
医療機関や鍼灸院によって対応が分かれる
同意書の交付に慣れていない医療機関や、そもそも保険による受領委任の取り扱いをしていない鍼灸院も存在します。保険を使って通いたい場合は、事前に鍼灸院側に「保険対応が可能かどうか」を確認しておくと安心です。
保険適用と自費施術の比較
保険適用と自費施術のどちらが適しているかは、症状や目的によって異なります。
| 比較項目 | 保険適用(療養費) | 自費施術 |
|---|---|---|
| 対象となる症状 | 6疾患(神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症)に限定 | 制限なし(コリ・美容目的なども可) |
| 事前の手続き | 医師の同意書が必要 | 不要、当日でも施術を受けやすい |
| 医療機関との併用 | 同一疾患での保険診療との同時利用は不可 | 制限なし |
| 施術メニューの自由度 | 同意書の範囲内に限定 | 美容鍼など幅広いメニューを選べる |
| 費用負担の目安 | 条件を満たせば一部軽減される可能性がある | 全額自己負担だが料金体系が明確な院が多い |
保険適用を希望する場合とそうでない場合とで、通う鍼灸院選びの基準も変わってきます。保険を使いたい場合は受領委任の取り扱いがある院かどうか、自費で通う場合は料金体系がわかりやすいかどうかを確認するとよいでしょう。
制度は変わることもあるから、最新情報は必ず保険者さんに確認してね。ここからはよくある質問だよ🐸
よくある質問
Q1. 保険適用の鍼灸院とそうでない鍼灸院、何が違いますか?
療養費の受領委任を取り扱っているかどうかの違いです。取り扱っていない院では、対象疾患であっても保険を使った施術ができない場合があります。事前に院に確認しましょう。
Q2. 同意書はどの医療機関でも発行してもらえますか?
対象疾患の診断ができる医師であれば発行は可能とされていますが、実際の対応可否は医療機関により異なります。まずはかかりつけ医や整形外科に相談し、難しい場合は保険者に問い合わせることをおすすめします。
Q3. 美容鍼にも保険は使えますか?
使えません。美容鍼は対象6疾患に該当しないため、全額自費での施術となります。
Q4. 同意書の有効期間はどのくらいですか?
一定期間ごとに医師の再同意(同意書の再交付)が必要とされていますが、具体的な期間や運用は制度改定・保険者により変わる可能性があります。詳細は加入する保険者にご確認ください。
Q5. 整形外科に通いながら鍼灸院にも保険で通えますか?
同じ疾患について医療機関の保険診療(投薬・注射など)を受けている場合、その疾患に関する鍼灸の療養費は支給対象外となるとされています。併用を検討する場合は事前に保険者へ確認することをおすすめします。
まとめ|市川で鍼灸院を探すなら
鍼灸の保険適用(療養費)は、神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症という6つの慢性疾患に限られ、医師の同意書取得や医療機関との併用制限など、いくつかの条件があります。制度の詳細は保険者により運用が異なる場合があるため、実際に利用する際は加入する保険者に確認したうえで検討するのが確実です。保険適用にこだわらず自費で通う場合は、料金体系がわかりやすい院を選ぶのも一つの考え方です。
市川エリアで鍼灸院を探すなら、料金体系が明確な市川くじら鍼灸院も選択肢の一つです。
市川くじら鍼灸院(JR市川駅 徒歩2分)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施術 | 鍼灸 30〜40分 5,000円/美容鍼 30分 6,600円/指圧・マッサージ 60分 6,600円 |
| 初回体験 | ボディ鍼灸30分 2,980円(通常5,000円) |
| 資格 | はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格) |
| 口コミ | ★4.85/124件(ホットペッパービューティー・2026年8月時点) |
| 営業時間 | 10:30〜20:30(不定休)/当日受付OK |
| 住所 | 千葉県市川市市川1-9-17 2階(市川駅北口・油そば店の2階) |
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出典: はり、きゅう及びあん摩マッサージ指圧の同意書の取扱い(厚生労働省)/はり・きゅう等のかかり方(全国健康保険協会)

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